「お爺さん/お婆さん」


台詞数:7個


1「車椅子が無いと何も出来なくなってしまうというのは、嫌なもんじゃの。

体がだんだんと言うことを聞かなくなる。自分の体なのに、そう思えなくなってくるんじゃよ。

はぁ、体に限界がきているのなら、こんな体、捨ててしまいたいくらいなのにのう。」台詞太郎。作



2「時計の針がすすむ。心臓が鼓動する。

死神は毎日私の元にやってくる。

もう喋ることすらままならないこの老いぼれに、飽きもせずに。

今日は、やっとお迎えに来てくれたんですね。

『あ…り…が…と…う』」ココロノカタリベ作



3「アンタは相変わらず、お馬鹿だねぇ。

いいかい?親にとって、子はいくつになっても子なんだよ。

迷惑かけたくないとか、そんなことはいいから、迷惑くらい…かけなさい。」台詞太郎。作



4おじいさんボイスのイメージ

「……なーにお荷物を見るような視線をむけておるんじゃ! ワシはもうすぐ80歳、お前さんみたいなガキんちょの4倍以上は長生きしてるんじゃぞ! 少しはお年寄りを尊敬せんかい。なんせ、ワシが嫁さんと子作りしなかったら、お前さんもこの世に生まれてないんじゃからな。ひ孫の分際で、偉そうな顔してるんじゃないよ」奈良幸男作



5おばあさんボイスのイメージ

「ああ、今日もいい天気。こんな日は外でひと仕事してくるかね。……仕事って決まっておるじゃろう。パチじゃよ、パチ。晴れた日は気分がいいからパチをして、雨の日はユーウツな気分を吹き飛ばすためにパチをして。体調いい日は玉が出そうなんでパチをして、体調悪い日は、風邪を吹き飛ばす勢いでパチをする、というわけじゃ。……で、のう。今日のパチの軍資金にあてたいから、ちっとだけお小遣い……もらえんかのう?」奈良幸男作



6「はぁ…もうこの世に思い残す事だってないのにね。

早く、お迎えに来て欲しいのにそんなに簡単には…逝かせてはくれんねぇ。

この世が嫌になったとか、そういうわけじゃあ無いんじゃが…。

この世にいたって、何にもすることなんか、ありはしないんじゃ。」台詞太郎。作



7「まだまだ、若い者には負けんよ。

ワシの作った果物を、心待ちにしている人もいるからね。

ほら、君も一度食べてみるといい。

ワシが生涯かけて作ってきたんだ。」台詞太郎。作